フリーランスや個人事業主で、独自ドメインを使ったメールアドレスを取得している場合、スマホを使って手軽にメールチェックをしたいものですよね。
独自メールをパソコンのOutlookと紐づけしているなら、スマホにもOutlookをインストールして、いつでもどこでもメールチェックできるように設定しておきましょう。
今回は仕事で使うメールの送受信について、独自ドメインを使ったメールアドレスをスマホのOutlookで手軽に見れる方法を解説します。
- スマホで独自ドメインを使ったメールを受信したい
- 独自ドメインを使ったメールをスマホから送信したい
- 会社のメールをスマホで確認したい
この記事を読むことで、フリーランスや個人事業主だけでなく、会社員の人も仕事で使う独自ドメインを使ったメールアドレスをスマホで送受信することができるようになります。
独自ドメインとOutlookを活用するメリット
今の時代、LINEなど簡単に相手と連絡を取ることができますが、仕事上の連絡にはまだまだメールの活用が重要とされています。
しかし常にパソコンの前に座っているわけではなく『受信メールを何日も放置……』
そんな経験はありませんか?
仕事上で使うメールを放置することは大きなデメリットを発生させてしまう恐れがあるので注意しておきましょう。
独自ドメインで信用度がアップ!
企業に属しているというだけで顧客に対して安心感を与え信頼を得ることができる会社員とちがい、フリーランスや個人事業主は身分を保障してもらえるものがないため、自分自身で信頼を得る必要があります。
Gmailなど誰でも取得できるフリーメールは、パソコンやスマホでいつでもメールが確認できて便利ですが、プライベートなメールアドレスだと思われがちというデメリットがあります。
メールアドレスは、自分の変わりとなって働いてくれるものですので、重要な仕事に利用するなら独自ドメインを使ったメールアドレスが必須となります。
企業によってはフリーメー受信は一括拒否という場合も……
Outlookで独自ドメインのメールをチェックできる
独自ドメインを使ったメールの送受信には、登録しているサーバーに接続する必要があります。
しかし、メールチェックをする際に毎回サーバーに接続するのは面倒ですし、現実的ではありませんよね。
Outlookもフリーメールの1つですが、ドメインを使ったメールアドレスも含め様々メールアドレスを一括して管理できるアプリとなっています。
ドメインを使ったメールアドレスとの紐づけも簡単です。
パソコンだけでなく、Outlookアプリをスマホにインストールしておけば、いつでもOutlookを使って独自メールアドレスによる送受信が可能となるので、ぜひ設定しておいてください。
スマホのOutlookで独自ドメインのメールを手軽にチェック
独自ドメインを使ったメールアドレスをスマホで送受信するためには、スマホのOutlookアプリで設定する必要があります。
メールアドレスを紐づけするためには、スマホにアプリをインストールするだけでなく、独自ドメインを使ったメールアドレスの情報が必要となるので、事前に確認しておいてくださいね。
スマホのOutlookアプリの設定に必要な独自ドメインを使ったメールアドレスの情報
- 独自ドメインを使ったメールアドレス
- IMAPパスワード
- SMTPパスワード
スマホ版のOutlookアプリをインストールする
スマホ(AndroidやiPhone)にOutlookアプリをインストールします。
≫≫アプリのインストールはこちらから≪≪
Outlookをインストールすると、アカウントの追加画面から独自ドメインを使ったメールアドレスの情報を入力して設定していきます。
Outlookに独自ドメインのメールを紐づけする方法≪画像つき≫
初めてOutlookをスマホで使う場合、独自ドメインを使ったメールアドレスと紐づけは、メールアカウントの追加から設定していきます。
すでにOutlookアプリをスマホで使用している場合は、左下にある歯車の設定ボタンを押してメールアカウントの追加を行います。
メールアカウントを追加するときに入力するのは、独自ドメインを使ったメールアドレスになるので間違いのないように入力してくださいね。
ここからは、独自ドメインを使ったメールアドレスの情報をもとに入力していくことになります。
- ①メールアドレスを入力
-
独自ドメインを使ったメールアドレスを入力します。
- ②表示したい内容を入力
-
入力した内容は、スマホでメールアカウントを確認するときに表示されます。
- ③設定するメールの説明
-
職場用や仕事用など、わかりやすく分類しておくための入力です。
- ④ドメイン名(IMAPホスト名)
-
独自ドメインを使ったメールアドレスの@より後ろの部分(ドメイン名)を入力します。
- ⑤3桁の数字(IMAPポート)
-
契約しているサーバーのマイページで確認できます。
通常は「993」または「143」となっています。
- ⑥メールアドレスの入力
-
独自ドメインを使ったメールアドレスを入力します。
- ⑦パスワード(IMAPパスワード)
-
契約しているサーバーで独自ドメインを使ったメールアドレスを取得した際のパスワードを入力します。
- ⑧ドメイン名(SMTPホスト名)
-
独自ドメインを使ったメールアドレスの@より後ろの部分(ドメイン名)を入力します。
- ⑨3桁の数字(SMTPポート)
-
契約しているサーバーのマイページで確認できます。
通常は「465」または「587」となっています。
- ⑩メールアドレス(SMTPユーザー名)
-
独自ドメインを使ったメールアドレスを入力します。
- ⑪パスワード(SMTPパスワード)
-
別途設定していなければ、⑦のIMAPパスワードと同様になります。
すべてを入力したら、サインインを押してメールアドレスの紐づけを行います。
Outlookの設定画で確認してみると、新しく追加した独自ドメインを使ったメールアドレスのIMAPが追加されています。
画像の赤枠の部分には、②表示または③説明が表示されます。
設定ができたら送受信の確認をしてみましょう。
独自ドメインを使ったメールアドレスで送受信ができていれば、これで設定は完了です。
設定ができない⁉スマホを設定するときのポイント
せっかくスマホのOutlookアプリを使ってメールチェックができるようになると思っていたら、設定がうまくいかずに無駄な労力を費やしてしまった……
そんなことにならないよう、スマホのOutlookアプリを設定するときに、よくあるトラブルの原因と対処ポイントを紹介します。
POPメールタイプはスマホで設定できない
スマホのOutlookアプリは、IMAPメールのみ設定が可能となっています。
独自ドメインを使ったメールのなかにはPOPメールとなっている場合もあり、この記事で紹介した方法ではメールアドレスの紐づけをすることができません。
POPメールは受信サーバーに受信したメール内容をパソコンやスマホにダウンロードしてメールを確認する方法に対し、IMAPメールはメールサーバーに保存している状態のまま直接メール内容を確認できる方法です。
スマホはパソコンと違って容量が少ないため、IMAPサーバーを利用されていることが多くなっています。
設定時に入力でエラーになる
ホスト名やユーザー名など、メールアドレスやドメイン名などパスワードまで確認してもすべて合っているのにエラーが出て設定が完了しない場合があります。
その場合、ホスト名などを入力する場所で先頭に半角スペースを入れることで解決することができる場合があります。
会社のドメインを使っているメールアドレスを紐づけする場合は、パスワードを会社に確認しなければならないケースもありますので、パスワードの大文字や小文字の間違いについても、十分確認するようにしておいてください。
スマホから送信できない
設定のなかでIMAPポートやSMTPポートの番号を入力する場所がありましたが、詳細設定の使用をONにしなければSMTPポートの設定をすることができません。
- IMAPポート≫≫受信サーバー
- SMTPポート≫≫送信サーバー
メールを送信すると、中継サーバーを経由して相手の受信サーバーにメールが届きます。
そのメールの流れを作るためにSMTPポートが必要になりますので、設定を省略してしまうとスマホにインストールしたOutlookからは、独自ドメインを使ったメールアドレスで送信できないことになります。
設定したIMAPは編集することができるようになっているので、独自ドメインで送信できない場合は再度SMTPポートの設定を確認するようにしてみてください。
まとめ
せっかく独自ドメインを使ったメールアドレスを持っていても、常にメールを見れなければ宝の持ち腐れです。
Outlookを使えばスマホでいつでも独自ドメインを使ったメールが見れて送受信することができるので大変便利になります。
仕事でメールを使用する場合、レスポンスの早さは信用得られると同時に相手に安心感を与えることができます。
ぜひスマホのOutlookメールを利用して独自メールアドレスを活用してくださいね。