フリーランスとして仕事をする人にとって、メールアドレスを持つことは必須ですよね。
そのメールアドレス、もしかしてフリーアドレスを使ったりしていませんか?
仕事をする上でフリーアドレスを使うデメリットは確実に存在するので、フリーランスがメールを活用して仕事をするなら独自ドメインを持つメールアドレスが必須です。
- mixhostでドメインを取得している人
- フリーメールアドレスで良いと思っているフリーランス
- 独自ドメインのメールアドレスの決め方で悩んでいる人
- 独自ドメインのメールアドレスをOutlookで送受信したい人
「独自メインを持っているのに、いつまでもメールはフリーアドレスのまま……」
それは、フリーランスとして仕事をする上で損をしてしまっている可能性があります。
せっかくの活動がもったいないです!
この記事では、mixhostで登録した独自ドメインを使ってメールアドレスを取得する方法と合わせて、mixhostやそれ以外で独自ドメインのメールアドレスを持っている時にOutlookで送受信する設定を紹介しています。
これから独自ドメインのメールアドレスを作りたい人やOutlookを便利に使いたい人は、ぜひ参考にしてください。
フリーランスに独自ドメインのメールアドレスは必要?
フリーランスとして活躍している人のなかには、フリーメールアドレスを使っている人が多くいます。
じゃあ……フリーメールのアドレスでよくない?
それはフリーランスとして間違ってると断言します!
なぜフリーランスにとって独自ドメインを持つメールアドレスが必要なのでしょうか。
フリーメールアドレスを使うことでデメリットがあると知っていても、まだこれからもフリーメールアドレスを使い続けますか?
まずは独自ドメインのメールを使うことのメリットも一緒に考えてみてください。
フリーランスとしてフリーメールを使うデメリット
フリーメールのアカウントはいくつでもメールアドレスを持つことができ、受け取りたいメールごとにアドレスを変更できたりするので、フリーランスにとっては非常に便利なメールアカウントです。
しかし、フリーメルアドレスを使っていることによって、様々なデメリットが発生するということを忘れてはいけません。
- 送信相手に悪質なスパム扱いされる
- 企業からは良い印象を持たれない
- 事業用のメールアドレスだ認識されにくく信頼性に欠ける
- フリーメールを一括して拒否されるとメールを使えない
Gmailは、ユーザー数の多さや無料で複数アカウントを取得できる利便性から、悪質なスパム業者に使用される事例が多く、セキュリティに厳格な企業からは良い印象を持たれない傾向にあります。
フリーランスになって、せっかく営業をしているのにメールアドレスが原因で受信してもらえなかったり、見てもらうことなく削除されてしまったらもったいないと思いませんか?
フリーメールのアドレスは営業には不向きなのです。
1通のメールが受注に結びつくかもしれないことを考えると、メールをやりとりする顧客が少ない状態の間に独自ドメインを使ったメールアドレスに変更しておくことをおすすめします。
独自ドメインのメールアドレスを使うメリット
独自ドメインを持つメールアドレスを使うデメリットは、ドメイン取得のための維持費が必要なことだけです。
フリーランスならご自身のブログなどWEBサイトを持っている人が多いはずなので、契約しているサーバーでメールアドレス取得すれば追加の費用は発生しません。
WEBサイトのドメインの維持費だけは必要ですよ。
では独自のドメインを使ったメールアドレスでは、どんなメリットがあるのでしょうか。
- フリーランスとしての信頼性が向上する
- 事業の内容が一目でわかるメールアドレスを持つことができる
- SEO評価を育てていくことができる
フリーメールアドレスは誰でも取得することができますが、独自ドメインを使ったメールアドレスは自分だけが使うアドレスとなります。
クライアントも受注先にメール連絡を取ろうと思ったとき、安心して連絡することができます。
クライアントに安心してもらうことはフリーランスとして大切ですよね。
そして何よりWEBサイトとメールはドメインを通じて共通性が生まれるため、解約しなければドメインを継続して持つことができるのでSEOにおける評価を高めていくことが可能となります。
独自ドメインのメールアドレスを取得することでクライアントに安心感を与えるだけでなく、フリーランス自身のWEBサイトのSEOも育てていくことにも繋がります。
mixhostの独自ドメインでメールアドレスを取得しよう
WEBサイトの運営ドメインをmixhostのサーバーで契約しているなら、WEBサイトと同じドメインを使ってメールアドレスを取得できるのでおすすめです。
新しくポートフォリオサイトを作り直すためなど2つめ以降のドメインを取得したいという人は、こちらの記事を参考にしてみてください。
フリーランスが独自ドメインを使ったメールアドレスを作る場合に気をつけておきたいことや、mixhostでメールアドレスを取得する方法を解説します。
メールアドレスの決め方
メールにおける独自ドメインとは@の後ろに続く文字列のことで、誰でも好きな文字列にすることが可能です。
しかし業務用のメールアドレスを取得しようとしているフリーランスの場合、@に続く文字列は何でもいいというわけではありません。
- 覚えてもらいやすいドメイン名にする
- できるだけ短い文字列にする
- 業務内容がわかりやすいドメイン名にする
@の後ろが長すぎて入力するだけで手間という状態だと覚えてもらうことが難しくなるだけでなく、自分でも入力時に間違ってしまう可能性が高くなります。
ドメイン名は短く簡潔で覚えやすく、できればフリーランスとして活動している内容のイメージを描きやすいものにした方がクライアントからも良い印象を得ることができます。
(例)フリーランスとしてエンジニアで活動するなら「info@engineer.com」
上記の「info」と「engineer」のメールアドレスなら、一目見ただけでどのようなメールアドレスなのかが理解しやすくなります。
- info≫≫≫問い合わせという意味
- engineer≫≫≫エンジニアとして活動しているという意味
デザイナーなら「@designer.com」、ライターなら「@writer.com」というドメインにするという方法があります。
また既に屋号を持っているフリーランスや今後いつか屋号を持とうと思っているフリーランスなら、ドメインに屋号を入れるという場合もあります。
私は予定している屋号をドメインにしています。
ドメインに屋号が入っているなら、@の前にくる文字列を活動内容のわかるものにするというメールアドレスの作り方になります。
(例)フリーランスとしてデザイナーとして活動するなら「designer@屋号が入ったドメイン」
これなら、どのような屋号を持ってどんな活動をしているフリーランスなのかということが、よりクライアントが理解しやすいメールアドレスとなります。
ドメインには同じ名前が存在しないため取得したもの勝ちということになりますので、取得できるうちに自分のドメインを持っておいた方が有利になりますよ。
特に.comや.jpなどは人気のドメイン種類なので早い者勝ちです。
mixhostでメールアドレスを取得・登録しよう
ここからは既にmixhostでドメインを取得している人向けに、メールアドレスの設定方法を解説します。
まだ1つもドメインを持っていないという人は、サーバの契約が必要となります。フリーランスになると場合によっては複数のドメインが必要となる場合もあるので、1つのサーバでドメイン取得無制限のmixhostがおすすめですよ。
mixhostの設定方法を知らなくても大丈夫という人は、最後に紹介する独自ドメインメールをOutlookで送受信する便利な方法を参考に設定してみてくださいね。
では、ここからmixhostで独自ドメインのメールアドレスを取得していきます。
mixhostにログインしてマイページを開いて「cPanel」をクリックします。
「cPanel」の中に表示されている「電子メール」をクリックします。
次に表示される画面は長いので2つの分けて解説します。
まず上部の①~③は以下のように設定します。
- ①ドメイン
-
右端にある▼を押して、今回作りたいメールアドレスのドメインを選択します。このドメイン部分はメールアドレスの@以降に表示されるものになります。
- ②ユーザー名
-
メールアドレスの@より前の部分にする文字を入力します。長すぎない文字列にすることがポイントです。
- ③パスワード
-
「Set password now」にチェックを入れます。
パスワードを入力します。簡易すぎるパスワードだと再入力となるので注意してください。
HIROパスワードは控えておくようにしてくださいね。
入力が終わったら「did Settings」をクリックし、「Optional Settings」を順番に設定します。
- Storage Space
-
最初のうちは1024MBで十分です。メールの頻度が高くなるようでしたら無制限に変更するという方法があります。
- Automatically Create Folders for Plus Addressing
-
以下の2つにチェックを入れます。
- Automatically Create Folders
- Send a welcome email instructions to set up a mail client.
すべて入力が完了したら再確認した上で「+作成」をクリックします。
Cpanelの電子メールアカウントに戻ると、①の部分に新しく作成したメールアドレスが表示されています。
これでメールアドレスは登録されましたが、フリーメールアドレスを使って送受信する場合は②をクリックして、確認しておく必要があります。
受診サーバーPOP3 Portのコードや、送信サーバーSMTP Portコードが必要になるので、設定する場合はこの画面を閉じずにフリーメールの画面を開いてくださいね。
Outlookを使って送受信を設定しよう
ここでは独自ドメインが入ったメールをOutlookで送受信できるように設定します。
設定は簡単ですがコードを間違えると先に進めなくなってしまいますので、メールアドレスや送受信のコード、パスワードを確認しながら進めてくださいね。
新しい独自ドメインメールをOutlookに追加する
Outlookのメールを開いたら、左の「ファイル」をクリックします。
ファイルを開くと「アカウントの追加」があるのでクリックします。
もしOutlookで複数のメールアカウントを持っている場合は、紐づけしたいメールアカウントを選択してからアカウントの追加をクリックしてくださいね。
ここからは、独自ドメインのメールアドレスを取得したときの画面を見ながらメールアドレスの紐づけをしていきます。
メールアドレスは今回紐づけしたい独自メールアドレスを入力します。
「自分でのアカウントを手動で設定」にチェックを入れて「接続」をクリックします。
表示されない場合は詳細オプションをクリックすると出ます。
「POP」をクリックします。
ここでOutlookのPOPを設定する前に、独自ドメインのメールアドレスの画面でメールアドレスの紐づけに必要どなるコードの箇所を確認します。
メールアドレスの紐づけ設定に必要なのは3つです。
- パスワード
- 受診サーバー「POP3 Port」の3桁のコード
- 送信サーバー「SMTP Port」の3桁コード
これらを見ながら次のPOPアカウント設定に進みます。
2つのサーバーの欄には≪mail.独自ドメインのメールアドレス≫が表示されてるので、①と②のポートコードを入力します。
- 受診メール
-
ポートには受診サーバーのPOP3 Portコード(3桁)を入力し、「このサーバーでは暗号化された接続(SSL/TLS)が必要」にチェックを入れる
- 送信メール
-
ポートには送信サーバーのSMTP Portコード(3桁)を入力し、暗号化方法を「SSL/TLS」を選択します。
それぞれ入力が終われば「次へ」をクリックします。
POPアカウントの設定の最後は、独自メールアドレスを取得したときに設定したパスワードを入力します。
パスワードの入力後に「接続」ボタンがクリックできるようになります。
「アカウントが正常に追加されました」と表示され、メールのPOP部分に独自ドメインのメールアドレスが表示されているはずです。
「Outlook Mobileをスマートフォンにも設定する」のチェックを外して「完了」をクリックします。
お疲れさまでした!
これでOutlookのフリーメールアドレスと独自ドメインのメールアドレスが紐づけされました。
今後はOutlookの画面を開くだけで、独自ドメインのメールを確認することができるようになります。
いかがでしょうか。
Outlookの画面を見ると独自ドメインのメールアドレスが表示されているはずですよ。
Outlookで受信できているか確認する
最後に紐づけした独自ドメインのメールアドレスの送受信が、フリーメールのOutlook画面に紐づけされているかを確認しておいてくださいね。
せっかくクライアントからメールを貰っていても、Outlookで受信できておらず築かないままでいると信頼を失うことになってしまいます。
すぐに終わる受信確認なので必ず行っておくことをおすすめします。
Outlookのフリーメールアドレスで「新しいメッセージ」を開き入力します。
- 宛先:独自ドメインのメールアドレス
- 件名:テスト
- 本文「テストメール」
件名と本文は受信時にきちんと表示されているかを確認できるようにして送信します。
Outlookの画面にある独自ドメインのメールアドレスの受信トレイに、Outlookのフリーメールアドレスから送信したメールが受信できていれば問題なく紐づけされていることになります。
逆パターンで独自ドメインのメールからOutlookのフリーメールへ送信確認ができれば完璧です!
まとめ
フリーランスにとって、営業活動の1つとなるメールアドレスは、とても重要な意味を持ちます。
無料のフリーメールアドレスは便利ですが、フリーランスとして活動するのであれば独自ドメインのメールアドレスは必須です。
独自ドメインを取得するには出費が必要となりますが、それ以上の効果を得ることができるので決して損にはならないはずです。
これからは独自ドメインを持ったメールアドレスを使って、自信を持って営業活動を行っていってくださいね。